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注文住宅の収納計画ってどうする?間取りの契約前に考えるべき具体的な事

更新 2019.10.15   収納

今回はマイホームの新築時に収納に関するご相談をいただいたお客様とのやりとりの実例を挙げながら、収納計画のポイントを具体的に説明していこうと思います。

Y様の考え
私がリクエストした土間収納なのですが、ベビーカーもあまり使わなくなったので広いスペースは必要ないでしょうか?外に物置を置く予定で、玄関に置きたいものは靴・傘・玄関掃きのほうきくらいです。(図1)

当初の土間収納の計画。靴箱としての用途がメインだとすると、少し使いづらそうな形状

プランの契約の段階では収納はスペースが確保されているだけで、どのようにモノを収納できるかが具体的にイメージしづらい場合も多いです。しかし、契約後は確認申請が提出され大幅な変更が難しくなることが多いため、収納に関してもこの段階でしっかり考えるのがよいですね。

石原の回答
この収納スペースは幅が120㎝強、奥行は80㎝弱。靴箱メインの用途だとすると、奥に奥行30㎝の棚をつけることになり、靴を取るには扉を開けて1歩入らねばならず、毎日使うにはやや面倒になりそうですね。玄関側と和室側にそれぞれ収納を設けるというのはいかがでしょうか。

Y様が建築会社さんにその旨相談するとこのようなかたちを提案されました(図2)。ここで考えるのは、和室でどんな行動をしそうか?そのためには何を収納することになりそうか、また靴の量はどれくらいか、ということです。

和室側に奥行の深い収納を、玄関外壁側に幅160㎝の靴箱を置いてはどうかという提案

Y様の考え
和室は当面、子どもの遊び場になりそうです。靴の量は少ない方です。
石原の回答
おもちゃ等を収納するのに奥行70㎝を越す押入れのような深い収納は、逆に奥のものが取り出しづらくなってしまいます。一方、玄関側はホールにもうひとつ収納があることから、そんなに大きな靴箱は必要なさそうですね。玄関側に奥行35㎝の靴箱を、和室側に40㎝程度の可動棚を元の土間収納のスペースに設けるのはいかがでしょうか。(図3)

最終的には、靴箱と和室側からの収納を取りあうかたちで使うこととなった

結果、図3の案が採用になりました。その場所に何をどれくらい置きたいか、は施主にしか分からないことですよね。プランの方向性が定まってきたら、このような具体的なことを設計士さんや収納アドバイザーと相談し、暮らしに合った奥行やかたちの収納にするとより快適な住まいになることでしょう。


片付け相談所かげいろ 石原智子さん
整理収納アドバイザー1級。 インテリアコーディネーター。「おうちを心地よい空間に」 を活動の軸として、個人宅での整理収納レクチャー、 新築時の収納計画などの依頼を受けている。

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